フランスを代表する家具デザイナーであり、
家具メーカーのトリックス社の創業者でもあるグザビエ・ポシャールが、
1934年にデザインしたのが「Aチェア」
スチールに亜鉛メッキを施した椅子は、鈍い光沢感、触感などに優れており、
またアウトドアでも使用できるなど機能的でもあります。
A-CHAIRは発売されるやいなや、商業的に大成功をおさめますが、
その最大の要因は、折りたたんだメタルシートを採用したことにより、軽量化を実現したことでした。
この軽やかな意匠により、パリをはじめとするフランスのカフェなどではよく見かけられます。
21世紀に入っても、世界中からのオーダーが絶えない椅子は、
ニューヨーク近代美術館やポンピドゥーセンターなどにコレクションされています。