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WORKS

2017.11.09

料亭 田吾作様

熊本市花園、旧細川藩邸の跡地に明治二十八年創業、
熊本を代表する老舗料亭-田吾作-
このたびの熊本地震で被害を受けられ、
改修工事をされたお部屋に家具を納品させて頂きました。

趣のあるエントランスをくぐり
素晴らしい日本庭園を眺めながら奥へと進みます。

まずはこちらの離れのお部屋からご紹介します。

こちらにはテーブルの天板と椅子を納めさせていただきました。
穏やかな和の雰囲気がとても落ち着く空間です110.png

一般のご家庭では、畳の上にテーブルと椅子を置くことはあまり無いかと思いますが、
いかがですか?素敵ですよね!
畳のお部屋に家具を置かれる時は、こちらのように、
家具の脚の部分を、点じゃなくて面で接地するような物にすると
畳が傷みにくくなりますよ164.png

テーブルの脚は、改修の設計デザインなどを担当されている
長野聖二建築設計處の長野聖二さんのデザイン。
見た目のかっこ良さだけじゃなく、高さ調整できる機能性も備わっています。

天板の素材は竹の集成材です。
竹は、しなやかだけど硬くて丈夫なので加工もしやすく、
抗菌、殺菌、消臭性にも優れ、テルペンと呼ばれる芳香物質が、
リラックス効果ももたらすと言われています。

椅子も同じく、竹の集成材で出来ています。

きちんとした品質管理のもとで作られた竹集成材は、
優れた剛性と共に、美しい表情も持ち合わせています。

綺麗なお庭を眺めながら、
ゆっくりと美味しいお食事がいただけるお部屋です169.png


続きまして、離れの二階のお部屋のご紹介です。
こちらは一階とはまた違った和モダンな雰囲気が素敵ですね。

ゆったりとお食事を楽しんでいただけるように、
少し低めのテーブルに、ソファとリビングチェアを合わせてあります。
木の素材は、ダークな色味の床や柱の色とマッチするウォールナット材です。

広い座面と良質なウレタンとフェザーの3層構造による
包み込まれるようなかけ心地のチェアは、まるでソファのようです。

後ろと底のボルトを外すとカバーが外せるようになっているので、
クリーニングに出したり、カバーチェンジもできます。

テーブルは、通常のダイニングテーブルよりも少し低めの高さ59,5cm。
便利な中棚が付いていて、足周りがすっきりしたデザインです。
高さ70cmの通常ダイニングサイズもございます。

ソファは幅210cmの3~4人掛けタイプ。
肘掛けの無いすっきりデザインなので、座面が広く取れて
大人が3,4人掛けても広々とお使いいただけます。

背中部分は、本や新聞が入れられる収納になっています。
ハイバックなので、頭までしっかりと支えてくれる所もおすすめポイントです。

ソファに掛けた時の目線です。
こんな素敵な空間でゆっくりとお食事。
とても贅沢な時間が過ごせそうですね177.png

二階から眺めるお庭もまた素敵でしたよ~110.png

先代が能の演者だったことから創業当時に大広間にあって、現在無くなっていた能舞台。
震災後の改修を機に復活させようと、舞台画を崇城大学の中村教授にご依頼され、美術学科日本画コースの生徒さんや卒業生、先生方が1カ月半で完成させた松の舞台画です。
大広間に能舞台というのもさすが、老舗の料亭ならではですね。

確かな味で定評のある料亭田吾作は、歴史ある建物や日本庭園の趣も楽しめます。ちょっと贅沢したい時や、特別な日に、伝統の味と素敵な雰囲気を味わってみませんか?

くまもと 料亭 田吾作
http://www.tagosaku.jp/